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耳・目・しっぽ・姿勢を一緒に見る

しぐさから考える
猫の気持ち

猫の表現はとても繊細です。一つの動きだけで「うれしい」「怒っている」と決めず、全身の様子と、そのとき何が起きているかを合わせて考えます。

全身を見て、どう接するか決める

耳・目・しっぽ・姿勢と、猫が自分から近づくか離れるかを合わせて見ます。次の例を目安に、迷ったら触れずに見守りましょう。

落ち着いて自分から近づく

体の力が抜け、耳や目つきが柔らかい。しっぽを立てて近づき、匂いを確かめることも。

どうする?その場で待ちます。猫が手に顔を寄せ、店舗のルールで触れられるなら、短く触れて一度手を止め、反応を見ましょう。

気になっているが様子見

耳を動かして音を聞く、こちらを見つめる、近づいたり離れたりする。

どうする?こちらから距離を詰めず、静かに待ちます。猫が離れたら追わずに見送りましょう。

体がこわばる・離れようとする

耳が横や後ろへ向く、体を低くして固まる、しっぽを速く振る、隠れる。

どうする?触れていたら手を止め、逃げ道を空けて距離を取ります。唸る、シャーと声を出すなど強い反応があれば、スタッフに相談しましょう。

※ 眠っている猫は、穏やかに見えても起こしたり触れたりせず、そっと見守りましょう。

判断を助けるサインの組み合わせ

上の行動を選ぶときは、一つのしぐさだけでなく、同じ欄のサインがいくつか重なっているかを確かめます。

くつろいでいるかも

  • 体の力が抜けている
  • 耳が自然な位置にある
  • 目が柔らかく、ゆっくりまばたきする
  • しっぽがゆったりしている
  • 落ち着いて横になる

興味・様子見かも

  • 匂いを嗅ぐ
  • 耳やひげが対象へ向く
  • 目や顔で動きを追う
  • 少しずつ近づく
  • 近づいたり離れたりする

距離が必要かも

  • 耳が横や後ろへ向く
  • 体を低くする、固まる
  • しっぽを体へ寄せる、激しく振る
  • 顔をそらす、隠れる
  • 唸る、シャーと声を出す

誤解しやすい4つのしぐさ

よく知られているサインほど、周囲の状況も一緒に確認することが大切です。

  1. 喉を鳴らす=必ず喜んでいる、ではない

    くつろいでいるときだけでなく、緊張や痛みがある状況で喉を鳴らすこともあります。姿勢や周囲の状況も見ます。

  2. お腹を見せる=触ってほしい、ではない

    安心している可能性はありますが、お腹に触れる招待とは限りません。そのまま静かに見守りましょう。

  3. じっとしている=平気、ではない

    怖さや緊張で動けずに固まっている場合があります。体を低くしていないか、耳や目に変化がないかを確認します。

  4. 瞳孔が大きい=怖い、だけではない

    緊張や興奮のほか、暗い場所でも瞳孔は大きくなります。明るさと全身の様子を合わせて考えます。

カフェでの観察を楽しむコツ

猫の「選べる」を大切にしよう

猫が近づく、離れる、休む場所を選べるようにすると、猫にも人にも穏やかな時間になります。