保護猫ナビ 保護猫ナビ

次に会うとき、どんな遊びをしよう?

猫のおもちゃの
使い方

じゃらしを少し動かして、ぴたっと止める。すると、じっと見ていた猫が身を低くして……。猫の「狙いたい」「追いたい」を知ると、一緒に遊ぶ時間に小さな発見が増えていきます。

次のカフェで試したい3つのこと →

猫はなぜ遊ぶの?

床を走るおもちゃを追ったり、物陰から飛び出したり。その動きには、猫がもともと持っている「獲物を探して捕まえる」行動が表れています。食事をもらっている猫にも、狩りに似た行動をする意欲があります。子猫にとって遊びは、体の使い方や周囲の世界を学ぶ機会にもなります。大人になってからも、その猫に合う遊びを楽しめます。

  1. 01見つける

    音や動きに気づく

  2. 02狙う

    見つめて、機会を待つ

  3. 03追いかける

    近づいて、飛びかかる

  4. 04捕まえる

    前足で押さえ、抱える

遊びの中では順番が入れ替わったり、一部だけを楽しんだりすることもあります。じっと狙っている時間も、急がず待ってみましょう。

体を動かす

追う、跳ぶ、前足を伸ばす。猫の年齢や体調に合う動きが、日々の運動の機会になります。

頭と感覚を使う

「次はどこへ動くかな?」と見たり探したり。遊びは、退屈を減らす刺激にもなります。

人と楽しい時間を持つ

触られるより、おもちゃで遊ぶ方が好きな猫もいます。少し離れた場所からでも、一緒に過ごす楽しみを見つけられます。

遊ぶ理由の参考:Cats Protection、Battersea

おもちゃが変わると、遊びも変わる

追うのが好き、抱えるのが好き、隠れて待つのが好き。好みは一匹ずつ違います。カフェではスタッフに使えるものを確認し、その猫に合う遊びを教えてもらいましょう。

猫じゃらし、ボールとねずみ型、魚型のけりぐるみ、トンネル、パズルフィーダー、電動おもちゃを並べたイラスト
どんな形のおもちゃか、見比べてみよう。上段左から:猫じゃらし/ボール・ねずみ型/けりぐるみ下段左から:トンネル/パズルフィーダー/電動おもちゃ形の一例を描いたイメージイラストです。製品によって形や仕様は異なります。

追う・狙う

猫じゃらし・釣り竿型

人が動かす先端を、猫が追ったり捕まえたりするおもちゃ。手と猫の間に距離を取りやすく、一緒に遊ぶときの入口になります。

遊び方
床を少し這わせて、止める。顔へ近づけず、猫から離れる方向へ動かします。
見つけたい瞬間
目で追う → 身を低くする → 前足が伸びる。その猫の「狙う間」を見てみよう。

ひも付きは必ず人が見守り、遊び終えたら片づけます。

転がす・追いかける

ボール・ねずみ型

軽く転がしたり、前足ではじいたり。自分で動かして遊ぶ猫もいれば、人が転がすのを待つ猫もいます。

遊び方
周囲が空いている床で、猫から少し離れた方向へ短く転がします。
見つけたい瞬間
追いかける派? その場で前足を伸ばす派? 戻してくれなくても大丈夫。

丸のみできる大きさ、外れやすい目や飾りのあるものは避けます。

抱える・蹴る

けりぐるみ

前足で抱えて後ろ足で蹴る動きを楽しむ、やや大きめのぬいぐるみ型のおもちゃです。

遊び方
床に置いて、猫が自分から抱えるのを待ちます。体やお腹に押しつけません。
見つけたい瞬間
ぎゅっと抱える、後ろ足で蹴る。捕まえた後の遊びにも個性が見えます。

抱えている間は手を近づけず、ほつれや中綿の飛び出しも確認。

隠れる・待ち伏せる

トンネル・段ボール箱

隠れる場所があると、そこからおもちゃを狙う楽しみが生まれます。休む場所として使うこともあります。

遊び方
猫が出入りを選べるようにし、外側でおもちゃを少し動かします。中へ手を入れたり、猫を引き出したりしません。
見つけたい瞬間
入口から、そっと顔や前足が出てくるかも。休んでいるときは誘わずに。

自宅で箱を使うなら、針・テープ・持ち手のひもなどを取り除きます。

自宅で、探す・考える

知育トイ・パズルフィーダー

前足や鼻で動かし、中のフードを取り出す道具。走り回る遊びとは違う、探して工夫する時間を作れます。

遊び方
最初はフードが見えて簡単に取れる状態から。普段の食事の一部を使い、食べる量も管理します。
楽しむヒント
まず匂いを嗅ぐ? 前足で触る? 難しすぎるときは取り出しやすくします。

カフェでは給餌ルールを優先し、自己判断でフードを入れません。

自宅で、動くものを観察

電動・自動おもちゃ

動きに興味を示す猫もいれば、音や速さに驚く猫もいます。動くからといって、どの猫にも合うわけではありません。

遊び方
最初は人がそばで見守り、短く試します。猫が離れたり隠れたりしたら止めます。
楽しむヒント
速さよりも、安心して近づけるか、触れて捕まえられるかを見てみよう。

電池ぶたや可動部を確認し、留守中の使用は製品の注意事項に従います。

種類・使い方の参考:Cats Protection、PDSA、Battersea

じゃらしは「動かす・止める・待つ」

次にカフェへ行ったら、まずは床の上で小さく。大きく振ることより、猫の反応に合わせて動きを変えることを楽しんでみましょう。

  1. 遊べる猫と、安全な場所を確かめる

    スタッフに遊んでよいか聞き、足元や周囲の猫・人を確認。滑りやすい床や家具にぶつかる場所を避け、逃げ道を空けます。

  2. 猫から離れる方向へ、少し動かす

    小さな獲物が逃げるように、床の上を短く移動。顔の前へ押しつけたり、体にぶつけたりしないようにします。

  3. ぴたっと止めて、猫に考える時間を

    目で追う、姿勢を低くするなどの変化を観察。見ているだけでも急かさず、次の一歩を待ってみます。

  4. ときどき捕まえてもらう

    追いつける動きにして、前足で触ったり押さえたりする機会を作ります。捕まえたら動きを弱め、強く引っ張り合いません。

  5. 短く楽しんで、落ち着いて終える

    1〜2分の短い遊びでも十分なことがあります。途中に休憩を入れ、最後にも捕まえる機会を。興味が薄れたり猫が離れたりしたら、その時点で終了です。

動かし方・捕まえる機会の参考:Battersea / 短い遊びの参考:Cats Protection

「この子は、こう遊ぶんだ」を見つけよう

たくさん走ったか、何回跳んだかを競う必要はありません。猫の全身と周囲の状況を見ながら、心地よく参加できているかを考えます。

目で追う・狙っている

おもちゃを見つめたり、近づいたりする。すぐ飛びつかず、待ち伏せを好む猫もいます。

試してみよういったん止めて待つ。猫が自分から動くタイミングを探します。

あまり反応しない

今は休みたい、動きが速い、好みが違う、環境に緊張しているなど、理由はさまざまです。

試してみよう小さくゆっくり動かすか、いったん終了。スタッフに好みを聞いてみましょう。

離れる・隠れる・唸る

耳を伏せる、体がこわばるなどの様子もあれば、刺激が強すぎる可能性があります。

ここでおしまいおもちゃを止め、距離を取ります。隠れた猫を追ったり、誘い続けたりしません。

子猫でも疲れるまで続けず、シニア猫や体調に配慮が必要な猫は、床で前足を伸ばす程度の遊びなどをスタッフ・獣医師と相談しましょう。急に遊ばなくなった、動き方が変わったときも相談を。

耳・しっぽ・姿勢のサインをもっと見る →

楽しい時間にするための約束

おもちゃは遊ぶ前と後に点検。傷んだものや外れそうな部品を見つけたら、カフェではスタッフへ知らせます。

安全の参考:PDSA(おもちゃ)、PDSA(呼吸)、Animal Trust(誤飲)

次の保護猫カフェで

一つだけ、試してみませんか?

まずはスタッフに遊べる猫とおもちゃを教えてもらって。その日の猫の気分に合わせて、小さな発見を持ち帰りましょう。

  1. 「この子は何の遊びが好き?」と聞く

    床を走るもの、抱えるもの、隠れて狙う遊び。スタッフの話から、いつもと違う一面に出会えるかもしれません。

  2. じゃらしを「少し動かして、止める」

    使ってよいじゃらしで、床の上を短く移動。止めたときの視線や前足を、そっと観察してみよう。

  3. その子の「好き」を一つ覚える

    「止まると狙うんだ」「ボールを前足ではじくのが得意なんだ」。遊ばない日なら、落ち着く距離や休む場所を知るのも発見です。

次に会ったとき、「今日はどうかな?」と楽しみにできる。
そんな、その猫らしさとの出会いを大切に。

気になる猫の「好き」を、見つけに行こう

遊ぶ時間も、そっと見守る時間も、猫を知るきっかけに。営業日や利用ルールは、訪問前に公式ホームページで確認してください。