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触らない選択も、優しさです

保護猫に優しい
触れ合い方

大切なのは、猫に触らせてもらうこと。猫が近づくか、離れるか、もう少し続けてほしいかを選べるようにすると、安心できる時間につながります。

猫に選んでもらう5つのステップ

一度触り始めたら続けるのではなく、短く触れて、何度も猫の反応を確かめます。

  1. 静かに、少し離れて待つ

    正面から大きく覆いかぶさらず、猫の逃げ道をふさがない位置で待ちます。追いかけたり、隠れ場所をのぞき込んだりしません。

  2. 手を低い位置で止める

    手を猫の顔へ押しつけず、少し離れた場所で止めます。猫が自分から近づき、匂いを確かめるかを待ちましょう。

  3. 頬や顎の周りから短く触れる

    猫が手に顔を寄せたら、頬、顎の下、頭の上などを毛並みに沿って優しく触れます。最初は1〜2回で手を止めます。

  4. いったん手を止めて反応を見る

    猫が手に顔を寄せる、体をすりつけるなど、続きを求める様子があるか確認します。動かないことだけを「喜んでいる」と判断しません。

  5. 離れたら追わずに終える

    顔をそらす、体の向きを変える、歩き去るといった行動は大切な意思表示です。そのまま見送りましょう。

触れる場所の一般的な目安

好みには大きな個体差があります。下の分類は「必ず喜ぶ場所」を示すものではありません。

試しやすい場所

  • 頬の周り
  • 顎の下
  • 頭の上
  • 首から肩の周り

反応をよく見る場所

  • 背中
  • 体の側面
  • 耳の後ろ
  • しっぽの付け根

避けるのが基本の場所

  • お腹
  • 脚や肉球
  • しっぽ
  • 目、鼻、口、耳の中

見えたら手を止めるサイン

噛む、引っかく、シャーと声を出す前にも、小さな「もう十分」が表れることがあります。

小さな変化

  • 顔や体を手からそらす
  • 皮膚がぴくぴく動く
  • 耳が横や後ろへ向く
  • しっぽの先が速く動く
  • 急に毛づくろいを始める

すぐに距離を取る

  • 体を低くして固まる
  • しっぽを大きく振る
  • 唸る、シャーと声を出す
  • 前足を上げる、猫パンチをする
  • 噛もうとする、逃げようとする

こんなときは触らずに見守ろう

子どもと一緒に訪れるとき

走らない、大きな声を出さない、猫を追いかけないことを来店前に一緒に確認します。手を伸ばすときは大人が近くで見守り、猫が離れたらそこで終わりにしましょう。店舗が設けている年齢条件も必ず確認してください。

触れる前に、猫のしぐさを見てみよう

耳、目、しっぽ、姿勢を一緒に観察すると、近づくか見守るかを考えやすくなります。